ドミトリーの危険な体験談
ドミトリーとはどんな施設なのかは前項でご紹介しましたが、ここではドミトリーの危険な体験談をご紹介したいと思います。
ドミトリーは楽しいことだけではなく、一歩間違えれば危険な事件にも発生しかねませんので、注意は必ずしておいてください。
欧米人の考えられない行動
ドミトリーを利用するのは主に欧米人です。
中でもフランス、スイス、ロンドン、アメリカから来ている人はかなり旅慣れている方です。
一つの部屋に四人から多くて八人ほどの外国人と共同生活をおくるので、中にはこんな事件もあります。
◇深夜までうるさくて眠れない
普通ドミトリーに宿泊するような欧米人は日中から深夜にかけては町を出歩き、バーで酒に浸っていますので、部屋は寝に来るだけという感じです。
しかし、中には部屋で共同生活者たちとワイワイすごす連中もいます。
自分がうまく溶け込めれば問題ありません。
むしろ、アジア人の中でも評判のいい日本人がドミトリーに宿泊しているのは稀なので、欧米人も興味深そうに歓迎してくれます。
しかし、なかなかその輪に溶け込めない場合はまさに悲劇です。
深夜の三時頃までずっとビールを飲みながら笑い合っている欧米人を横目に、寝ることは叶いません。
欧米人は空気が読めないので声を小さくしようとも、明かりを消そうとも考えません。
◇部屋が大変なことに…
欧米人同士が部屋で騒いでいる中、なにやら煙の匂いが…。
見てみると、部屋中煙で充満している。
みんなタールの強い煙草を吸っているのでしょう。
しかし、なにやら甘い香りが。
よくよく見ると、欧米人たちがなにやら作業をしている…。
なんだ、煙草を作っているだけか……?!
もちろんそんなわけはありません。
マリファナを作っているのです。
マリファナをくゆらせて騒いだり、笑ったり、ぼうっとしたりしている欧米人を見ながらではとても安心して眠ることはできません。
気になるスリなどの被害は?
ドミトリーには貴重品を預けるような場所がないのがほとんどです。
自分の荷物はすべて自分のベッドの上に置きます。
これではちょっとした不在のときに、荷物の中を開けられて貴重品が盗まれるのでは? と思う方もいるでしょう。
しかし、それは信頼関係です。
さまざまな人種、異なる国籍の外国人同士が同じ部屋に泊まるのです。
そのような事件はほとんど起きません。
そこはバックパッカー、ドミトリーの暗黙の掟とも言うのでしょうか。
比較的安心することができます。
ドミトリーは多国籍の人々が集う場所だからこその面白みもありますが、それと同時に留意点があることも覚えておいてください。
(管理人へのご連絡は不要です)