バイクタクシーのおじさんに尋ねてみよう
東南アジア旅行を計画されている方には必見のホテル探しの方法をご紹介します。
それは、「現地の人に訊く」ことです。
しかし、通りすがりの人に「ここら辺で安いホテルありませんか?」などと質問しても明確な答えはもちろん返ってきません。
現地の人は現地のホテルには泊まらないですよね。
そこで活躍してくれるのがタクシー関連のスタッフです。
東南アジアによくいるタクシードライバー
東南アジアには個人で経営しているタクシーがあります。
その中で的を絞りたいのは二輪、もしくは三輪タクシーです。
タイやインドではトゥクトゥクと呼ばれたり、ベトナムではセーオムと呼ばれています。
彼らは観光客に対しての対応も慣れているため、必然的に現地周辺のホテル事情も詳しいです。
また、彼らは中級ホテル側と提携して、お客さんを呼び込めばいくらかマージンを貰えることになっているのが常です。
「安くていいホテルを紹介してほしい」と言えば、いくつか連れて行ってくれることでしょう。
ただし、彼らの中には悪質なドライバーもいることも覚えておかなければなりません。
◇おじさんに案内された先は…
体験談を一つ紹介しましょう。
とある東南アジアの国で、バイクタクシーのおじさんに安いホテルを紹介してもらいました。
そして、行き着いた先は、一見しただけではホテルに見えない古めかしい建物。
とにかく中に入ってみると、確かにフロントのような小ぢんまりとしたロビーがあり、その向こうにはいくつかの寝室と思われる部屋がありました。
値段を聞くと、確かに格安です。
部屋を見せてもらっても、清潔とは言いがたいですが、寝泊りするには不足しないような部屋でした。
結局私はそこに泊まることを決意しました。
事件はその深夜に起きました。
そろそろ寝ようかと思った矢先、ドアをノックする音が…。
開けてみると、露出度の高い服を着た女性が立っていて、「一晩30ドルでOK」と言ってきました。
「そういうのはいらない」と断ってドアを閉めると、その数分後に再びドアをノックする音が…。
今度は別の女性が「一晩25ドルでOK」と言ってくるではありませんか。
そこではじめて理解したのです。
このようなホテルはきちんと営業許可も取っておらず、売春婦が寝床とお金を求めに通う場所なのだと。
よく宿泊客を見渡すと、現地の男性がほとんどで、時々欧米人の姿も見える程度。
女性を買うことで、ホテル側もマージンを貰う仕組みとなっています。
また、もし女性を部屋に入れるようなことがあったら、「あなた昨夜女を泊めたでしょう。追加料金を貰うわ」と法外な料金を徴収されたことでしょう。
このような目に合わないコツは、ドライバーに紹介してもらうとき、紹介先のホテルのパンフレットを見せてもらうことです。
きちんとしたホテルを紹介してくれるのであれば、ホテルのパンフレットは必ず持っているものです。 是非、注意を払ってください。
(管理人へのご連絡は不要です)